About KIPS

沿革

2000年1月に京都大学工学研究科における高分子研究者を中心に京都高分子科学研究所(Kyoto Institute of Polymer Science, 略称KIPS)が開設されました。KIPSの組織委員会は京都大学工学研究科の教員を中心に構成されています。

KIPSは建物や経常的な運営資金のない非営利組織で、その主たる目的は京都在勤の高分子研究者がお互いに協力しあい、シンポジウム、セミナー、ワークショップ等の活動を通じて高分子科学研究を深めると同時に、次世代の若手高分子研究者・技術者を育成し、それらの成果をもって社会に貢献することにあります。現在50名以上の高分子科学者と100名に達する京都大学大学院生がKIPSのメンバーになっています。KIPSはまた、海外のパートナーと国際シンポジウム他の事業を開催することにより研究交流を行って来ました。 これまでKIPSはアメリカ(NIST)の高分子研究グループと3回の国際シンポジウムを開催致しました。

京都大学における高分子化学研究・教育の歴史は1941年に遡ります。高分子化学科はその長い歴史において日本国内のみならず世界においてもマサチューセッツ大学(米国アムハースト)、アクロン大学(米国アクロン)、マックスプランク高分子研究所(独国マインツ)等とならんで高分子研究のセンターとして大きな貢献をして来ました。 京都における高分子科学者はこのような京都スクールの業績と伝統に誇りを持っています。最近の出来事としては、1993年に京都大学における化学系が6部門の専攻に再編され、 2003年夏には工学研究科の化学系は新設された桂キャンパスに移転しました。また、2004年には大学が独立法人化され国立大学法人京都大学となりました。現在約50名のKIPSメンバーが複数の専攻や研究所にわたり高分子研究に携わっています。

 

2000/01 KIPS設立
2000/09 第1回KIPS-NISTジョイントシンポジウム開催(京都)
2001/12 高分子化学専攻-KIPS共同シンポジウム
2002/09 高分子化学専攻-KIPS共同シンポジウム
2003/10 第2回KIPS-NISTジョイントシンポジウム開催(Gaithersburg, USA)
2005/05 第3回KIPS-NISTジョイントシンポジウム開催(京都)
2006/12 KIPS若手シンポジウム
2009/05 KIPS高分子講座発足
2009/12 KIPS若手シンポジウム
2010/05 KIPS高分子講座2010